真夜中の電話

母のこと

深夜3時携帯の着信が鳴り響く 驚いて目が醒める

携帯を手に取ると 入院中の母からである

こんな夜中にどうしたのだろうか、と電話に出るが

「 はぁー  はぁー  」と息遣いだけで無言

「もしもーし  もしもーし」と呼びかけるも返答がない

寝ぼけているのか? その後も3回ほど、その繰り返しであった

すると寝ているはずの兄が起きて来た

「お母さんから電話があるけど何も話さない」

え??  兄は眠前薬を服用して就寝するので

こんな深夜に母が電話をすることはない

何か、あったんだ‥ 😣

今年の初めにコロナに感染し

元々心臓の持病があり大事をとって入院をした

予定では一週間から10日の入院だった

入院した翌日の出来事である

高齢者は、環境変化によってせん妄が出現する

心臓弁置換術の麻酔後も

せん妄状態になり、身体中の管を抜管していた

翌朝、病院から電話がある

昨夜、深夜に転倒、右大腿部頸部骨折をしているとのこと

高齢者ある、あるだ

高齢者が寝たきりになる第一の原因である

一人で動いてはいけないと看護師さんに言われていたのだが

排尿後、手を洗おうと洗面所へ行こうとしての転倒だ

「自分は大丈夫」と理由なき意味不明の自信である

入院している病院では手術ができないために

大学病院へ転院することとなった

しかし、まだ、コロナ感染して隔離状態なので

すぐに転院ができず、週明けの予定となった

主治医は申し訳ないと平謝り

いや、いや、どんなに気をつけていても

事故は起こるもので、不可抗力だ

病院を責める気持ちは毛頭ない

週明けに大学病院へ転院して

人工骨頭置換術を行うことになった

こうして1週間の予定であった入院が3ヶ月に伸びてしまった

91歳と言う年齢を考えると3ヶ月で退院ができるのか

また歩けるようになるのだろうか

いや わからない事を悩んでみてもしょうがない

クリアしなければならない問題を一つずつ解決していこう

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