引き篭もりになる

maronの介護日誌

便失禁をしてしまってからの母は

一日中、部屋に引き篭もっている

今までは自分の部屋で過ごすことは無かったのに

パジャマ姿でベッドに横になっている

「自分は大丈夫」

「自分はできる」

揺るぎない自信が崩れてしまったのか

ショックが大きかったのか

なるべく、そのことに触れず

声かけも最小限にして静かに見守る

以前、知り合いのお母様が

葬儀の場所で、「貴方には分からない」と

言われたのを機に塞ぎ込んでしまい

その後、様子が変化し認知症と診断された

高齢者にとって些細なことがきっかけとなる

若者であれば骨折しても

3ヶ月ほどで治癒するが、高齢者はそれ以上の期間を要する

精神的なショックも、それと似て

心の弾力を失うのか、元に戻るには時間がかかる

そもそも、元に戻らない場合もあるのだ

私と兄が朝食を終えると

部屋から出て来た

準備しているトーストとコーヒーを温めている

食べているので、大丈夫かな

もう暫く、そっとしておこう

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